あの夏を君は覚えているだろうか?
誰もいないバス停
身を焦がすような暑さ
何もないのどかな街
僕たちはこの大気の下で出逢った。
“ああ、君はここに いたんだね”
やっと届いたその声に 振り向くその笑顔。
ずっとずっと 共にいたかった。
ずっとずっと 会いたかった。
そんな日々を いつもいつも繰り返していた。
僕はもう、一人じゃない。
柳也 裏葉 観鈴 ……
様々な人の様々な君への思いで
愛しく せつない思いであふれているから。
時の流れは僕の姿を変えてしまうけど
君への思いは受け継がれてゆく
“幸せ” というのは苦しみがあって 初めて味わえる
今、僕はそれを実感している。
長く、苦しい旅は終わった。
そう どんな苦しみだってきみとで会えるのならば
僕は頑張ってゆけるから
翼を空にあずけ ひとときの夢をみよう
そう、僕と君はここで出逢った
眩しい夏の 光の中で
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