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作成日２００１／０７／１４ 更新日２００３／１１／２４

夏はどこまでも続いてゆく。彼女が待つ、その大気の下で。 The　1000th　summer　──

夏への思い〜観鈴〜

キズつくことを恐れていた それは罪ですか？ 私はどうして　好きな人と一緒にいられないの？ 誰かを好きになることが怖かった。 理由も分からずに……ー ただ　逃げてばかりいた　キズつくことを恐れて 何も分からず　ただ　何かに怯えていた 分からない　自分の感情が分からない だから怖い　そして逃げ出した。 誰も好きにならないように 一番好きな人から逃げ出してきた。 でも…… あの人だけは違った いつもと同じ夏休み 人と仲良くなることを恐れ　一人でいた私 でも　一人でいることに堪えられなくなっていた 何かを　変えたかった そんな時　あの人と出会った 何故だか分からないまま　その寝顔にひかれ 夕暮れの海を見ながら その目覚めを　ずっとずっと　待っていた “ああ　この人だったんだ” 漠然と　そう思う この人が私を変えてくれる人 ずっと探し求めていた ただ一人の　ひと 私の本当の夏が　今　始まろうとしていた