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作成日２００３／１１／２４

夏はどこまでも続いてゆく。彼女が待つ、その大気の下で。 The　1000th　summer　──

私の中のＡＩＲの設定（またの名を勝手な解釈）

１　ＳＵＭＭＥＲ　編について

前世編と言ってもイイと思ってます。全ての悲しみはここから始まっているのだから。 　翼を持った翼人の観奈。彼女は今も空の上で悲しい夢を見ている少女。 　彼女の夢の欠片である羽が地上に降りて様々な人と関わっていくのだから。

２　キャラクターについて 　私の中では下記の通り位置づけてます。

ＳＵＭＭＥＲ　編 美凪　編 佳乃　編 美鈴　編 ＡＩＲ（そら編） 関連イメージ 観奈 みちる 佳乃／羽（白穂） 美鈴 美鈴／観奈／少女 夢、儚い、翼 柳也 往人 往人／八雲 往人 往人／そら／少年 男、護人 裏葉 美凪 聖 人形 人形／少女 母性、能力

３　遠野　美凪　編について 　みちるは空にいる観奈の夢の欠片。社で裏葉と二人、ただワガママに暮らしていた頃のような観奈のイメージです。観奈にとって裏葉の母性に守られていたように、裏葉も観奈の無邪気さに惹かれていたと思います。 　美凪の母性は裏葉に通じるものがあると思います。社に幽閉されていた観奈の生活に潤いを与えていた裏葉のように、美凪の心の支えになるように寄り添うみちるはＳＵＭＭＥＲ編の観奈と裏葉に酷似していると思います。往人（柳也）が現れ、夢が終わり、みちるは天へと帰ってゆく。往人（柳也）と美凪（裏葉）の新しい旅立ち。そう、私はとらえてます。

４　霧島　佳乃　編について 　翼人である観奈の翼は悲しみに満ちていた。その羽を八雲は求めていた。大事な人の欠片だったから…… しかし、その羽は母である白穂に不幸を呼び込んだ。八雲を不吉と仰ぐ村人達に他の者の手にかかるならいっそ自分の手でと、八雲を殺そうとした白穂だったが、我が子を殺せるわけがなく、自害してしまった。羽にその悲しい記憶を残して。 　亡くなった母が空にいると教えられた佳乃は空を目指して、その羽に触れてしまった。羽は白穂の悲しい思いを再び繰り返そうとして佳乃の体を操る。 　聖は佳乃の姉であり、保護者であり、母代わりでもあった。悲しい羽の記憶とシンクロした佳乃を過保護に育ててきた。いつか本当の佳乃に戻る日が来ると信じて。 　往人が現れたことにより、羽の中の白穂の想いが活発化していったのではないかと思います。 　往人の中の我が子・八雲の存在を感じて…

５　神尾　美鈴　編〜ＡＩＲ（そら編）について 　観奈の生まれ変わりである美鈴。観奈と同じく自分と心を通わせた者を死に至らしめる呪いを引き継いでいる。だから人に必要以上に接しないようにしていた。 　一方の往人は柳也と裏葉の末裔で人形を動かす力を受け継いでいた。裏葉の思いの詰まった人形と共に。 　惹かれ合い出会った二人には困難な旅が待ちかまえていた。 　一緒にいたいと願いつつも自分が離れれば美鈴が苦しまなくてもすむかもしれないと思い、離れを決意した往人だったが自分の思いのすべてを人形に託し、命と引き替えに美鈴を助けようとする。 　柳也と、裏葉と、往人の母と、往人の思いは人形に託され奇跡を起こす。 　美鈴の傍に居続けたいと願った往人の思いが自分の姿をカラス・そらに変え、再びあの夏を始めていた。 　往人の思いに支えられ、観奈の夢の記憶を全て見続けようと決意した美鈴。体の痛みに耐え、新しく生まれ変わった自分が悲しい思いをしないよう、全て受け止めていこうとする美鈴を見守り手助けした晴子。 　晴子は美鈴の母親代わりだったのだから、前世は裏葉かなあ？　とも思ったのですが、そら編の晴子は観奈の母・八百比丘尼ではないかと思います。観奈が最後に叶えられなかった母との想い出を美鈴と晴子で取り戻したのではないかと思います。 　美鈴達の想いは空にいる観奈の元に届いたのでしょう。そらが晴子の思いを受け空に飛びだった時、観奈を蝕んでいた呪いが解けたのだと思ってます。 　観奈の夢は星の記憶。だから、最後には楽しい記憶を。 　観奈と裏葉と柳也の夢はやっと叶い、少女（美鈴）と少年（往人）に生まれ変わった。 　少女はこれから楽しい記憶を紡いでいく。幼なじみの少年と共に……

イラスト 　スキャナーで無理やり取り込みました。着色が苦手＆画材もないのでクレヨンで淡い感じを出そうとして失敗しました。 神尾　美鈴 　使用前、使用後といった感じですね唯一着色した絵。下書きだと少し大人っぽいのに、着色したら子供っぽくなった。私の場合、この事例多々有ります。だから下書きだけの絵の方が好きです。 遠野　美凪 　風船を作っている美凪の絵。みちるも入れたかったっす。 霧島　佳乃 　コレを見て分かると思いますが、私の優先順位はこうです。佳乃がやはり手抜きに見えますね。